葬儀って何だろう、と考えると、｢故人を送る儀式｣とか｢魂を鎮める儀式｣などの従来の価値観から、今、葬儀そのものが大きく変わろうとしているような気がします。また、不明朗な金額での契約や、｢安くて良い｣などのキャッチコピーによる商業化した葬儀にも、大きな矛盾を感じることがあります。
｢おくられるひとのため」「おくるひとのため｣という言葉など私たちもよく使いますが、それでは｢おくられひとのために、おくるひとのために｣って何だろうと自問してみると、その答えを私たちは今も探し続けているように思います。
そんな中、私たちが持っているのは、｢おくられるひと、おくるひと｣にとっての｢想いを大切にした葬儀｣を実現するためにはどうすれば良いのか、そのための
ノウハウ・想い、ただそれだけなのです。
葬儀は、人生の終息の儀式です。たとえ天寿を全うする場合であっても、その死を悼み、在りし日を偲び、その生前を讃えることに変わりはありません。ですから、私たちは｢おくられるひと、おくるひと｣への配慮を忘れず、関わらせていただきます。
お客様に対して誠実であることはもちろん、不明朗という印象のあった葬儀施行料金を明確化し、安心していただくこと。おくられるひとの想いを大切にしたご葬儀、おくるひとのご意向に添ったご葬儀を施行すること。今求められていること、そして、これから求められること・・・。私たちはいつもこれらのことを大事に、大切に考えております。 |
葬儀で大切なことの一つに心をこめて弔う気持ちがあります。もちろん個々によってその感覚は異なりますが、葬儀費用と形式の簡素化に囚われ過ぎてしまい本来の意味の葬儀葬送が行われていないこともあります。今の時代に合った葬儀で構わないと思いますが、準備の一つ一つに、儀式の一つ一つに意味を持たせる事が重要だと私たちは考えます。
昔から、儀式は故人のためでけでなく、残された人々が故人の死をどのように心の中で受け止めるか、そのための儀式が葬儀でした。しかし、今では様々な形式での故人を送る儀式が増えています。私たちは、形式にとらわれず、ご葬儀を通してご家族やご友人が共に故人と接した尊いお時間を大切にし、故人が歩まれた人生を偲び、ご家族の悲しみを癒す。そのような｢想いを大切にした葬儀｣が、本来のカタチだと考えます。
